▶︎骨粗鬆症とは
骨を作る働きと壊す働きのバランスが乱れることで骨の量が減って骨が脆くなる病気です。
60歳以上の女性で42%以上、男性で17%以上が骨粗鬆症と言われています。
骨粗鬆症によって骨折した場合、足の付け根(大腿骨頸部)の骨折の場合、1年後に半数近くが自力で歩けなくなり、死亡率は20%近くに上ります。骨折で入院することで、認知機能の低下や誤嚥性肺炎発症なども懸念されます。
特に1回骨折をした場合、再度骨折をするリスクが女性で6倍、男性で9倍になると言われており、骨粗鬆症の早期発見と治療開始は重要です。
骨粗鬆症は骨折するまで自覚症状がなく、骨折予防が治療の目的となることから、治療を継続するモチベーショーンが上がりにくく、治療継続率が低いとされています。治療中の方は定期的な骨密度測定や血液検査などで治療効果を判定しつつ、その時々の状態に合わせた治療を選択できるように診療を行っております。
▶︎骨粗鬆症の診断と評価
レントゲン検査や骨密度検査、血液検査などで評価を行います。
▶︎治療
骨を作る原料補充のための食事療法・転倒予防の筋力維持のための運動療法・骨の強度を上昇させるための薬物療法
食事療法
カルシウム(乳製品・緑黄色野菜・大豆)、タンパク質(肉類・豆類)、ビタミンD(魚類・キノコ類)、ビタミンK(納豆・緑黄色野菜)の摂取が大切です。
薬物療法
骨を作る働きと壊す働きのバランスが乱れて発症するため、薬物療法ではその原因を評価した上で、適切な薬剤を選択していきます。
当院では内服治療に加え、イベニティやプラリア、イバンドロンといった注射製剤での治療も行っています。自己注射製剤の継続も可能です。
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安田内科医院
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